第5回(今年 1回目) 札幌ナイトロング走(92k)

 昨年に続き、今年はじめて、5月7日夜中から8日の昼にかけて、札幌駅から滝川市役所までの間約92kmのロング走が行われた。参加者は5名、7日に滝川市立病院前(高速るもい号20:17分出発)高速バス(中央バス 5分間で車内すべてが換気されるそうです。安心)に乗車し、スタート地点の札幌駅ターミナルを目指す。札幌駅周辺は看板などの明かりや、店舗はシャッターが閉まり、かなり薄暗く、人通りもほとんどない状態でした。


コロナでは、札幌市は「まん延防止等重点措置」(5/9~5/31)(①札幌市内においては、不要不急の外出・移動を控える、②緊急事態措置区域(東京、大阪、兵庫、京都の4都府県 5/7時点)との往来は厳に控える)としてなっております。当該措置指定前ですが、これらのことを踏まえ、札幌駅ターミナル到着後は、トイレを済ませたらすぐにスタート!いつものことですがコンビニ以外はどこも立ち寄らず、密を避け、ほとんど人通りのない道(できるだけ堤防等)を進み、マスク着用、手指消毒、距離を保った走行など感染防止対策に万全を期し、国道12号を北上し、夜中のうちに札幌市内を抜けました。(2時間程度で通過)

速度(LSD)はkm8分~9分程度でゆっくり、コンビニも5km程度に1回を目安に、トイレ・休憩をとり、全員完走を目指します。ゆっくりなのでゼイーハーもいいません。

どのくらい来たでしょうか。ここでアクシデント発生!メンバーの一人がコンビニにスマホを置き忘れ、本人ともう一人で、スマホ回収のため5kmほど引き返しました。コンビニの店員が気がつき事なきを得ました。その後、タクシーで先頭がまっている大麻の駅手前のコンビニまで、運賃3千円程度かかったそうです。痛い出費でしたね。でもあって良かったです。※最初の20kmはウォーミングアップ程度(足も腕の極力使わない)

その後、江別市に入ると市街地の明かりが極端に減ることで暗くなります。ヘッドライトの光をさらに明るく調整し、札幌学院大学、酪農学園大学を横目に通過です。夜間では視覚というよりは、聴覚・嗅覚が研ぎ澄まされ、酪農学園で牧畜の牛の糞尿のにおいを敏感に感じます(香ばしい)。暗闇の中、走る足音がリズミカルで心地がいい、一方で車の通過する音は、いつもよりうるさく感じしまう。

また江別では恒例となりつつある「すき家」に立ち寄り、軽めの夜食をとりました。いや満腹、食いすぎ(笑)。もちろん黙食、ひとり1テーブルです(いつもです) 

江別の市街地を抜けるとさらに暗くなり、千歳川を渡る際には、いつもは工業地帯にあるパルプ工場の独特のにおいがしてきますが今日はしませんでした。(風向きが違う?)それから夕張川を渡るまでは、橋梁と立体交差が続き、明るければ景色が広がりを見せるのでしょうが、闇(曇りで月明りも星もない)と高欄などの人工物に囲まれた無機質な中をひたすら走り続ける感じです。※次の20㎞は走り方や全身の状態をチェック、無理のない走り務める。


豊幌から、岩見沢市の入口の幌向に向かっては直線が比較的長く続き、単調となり、眠気に襲われ、真っ暗でいくら走っても前に進んでいない感で、まだ前半なのに気力を奪われる区間でもあります。また市街地の歩道にはインターロッキングの凸凹があり、それでなくても足が上がらなくなってきているのに、気を抜くと、つまずき転倒しそうになります。

また幌向を抜けるあたりは、熊の目撃情報が国道の際まである区間を通過しなければならず、熊鈴をつけ(はじめからつけてます)、ビクビクしながら、本能を研ぎ澄まし熊の気配を察知しつつ、十分警戒しながら走る区間でもあります。(でも、眠気でぼ~っと 襲われる)

雨の予報が的中し、小雨が降る中、カッパ(ポンチョ・ゴア)を着るべきかどうか、着れば汗で服が濡れ、また着なければ雨で濡れ、どちらにしろ気温が下がれば体温が奪われるというジレンマに悩まされながら、明け方は最低気温は10℃程度まで下がり、午前6時ごろから最高気温20℃に向け少しづつ上昇していくなど、まさにアウトドア。(僕は、汗をかき冷え、低体温になりそうだったので、岩見沢のセブンまで一気に走りきりました。)

また同時に中間地点でもある岩見沢市に来たという折り返し感があるはずなのに、ここを抜け出すまでが、また実に長い(20㎞程度)。でも、このあたりで夜明けを迎え、徐々に薄明るくなってくると、少しづつ気持ちも持ち直し、足も心なしか軽く感じてくる区間でもあります。うそつきました。重いままです。(笑)※3回目の20㎞は、走りはじめ(足を使い始める)

岩見沢のいつものセブンで5名合流です。(2名は寒さで保温シートカッパをかぶっていました)ここで2名のメンバーが翌日の所属チームの練習会参加(体力温存)のため離脱です。すでに50km程度走っています(ぎり岩見沢駅から始発に間に合ったようです。※一緒に乗りて―!(笑))でもすごいですよね。ここまで走って明日の練習会(21km)に備えるとは脱帽です。お疲れさまでした。更にお願いしてしまい、滝川に戻ったら車を出してサポーターに回っていただけるとの天使のやさしさについ、つい甘えてお願いしてしまいました。

ここからは3名です。岩見沢を抜けた先に、いよいよ三笠市の道の駅があります。ここまでくれば、なんとか完走が見えてきます。でも道の駅はやってません(早朝 営業時間外)。で、コンビニで補給!



ここからが正念場の後半戦のスタートです。なぜかというと、美唄に入る区間から、日本一の直線道路29.2kmが始まるからです。これを抜けるとゴールの滝川と思うと近い感じがする一方、すでに60kmほど走っているので、ここからの直線が、想像以上に気力・体力を奪います。走っても走っても、まだここなのか、先をみると、緩やかなアップダウンで、真っすぐにもかかわらず、先の見えない道がひたすら続き、進んだ感がない錯覚に襲われます。(僕は、やはり冷えて、先を単独で走り続けました)

その日本一の直線道路に入る直前のコンビニで、先ほど一緒に走っていたメンバーでサポーターに回っていただいた方(岩見沢駅から滝川駅、準備をして車で駆けつけてくれました。)と合流。ホット一息、後続がくるまでは、まだ時間がかかるとして、僕は先に出発することにしました。この時間から徐々に気温が上昇。

その後、サポーターの方と再合流しましたが、後続の二人はリタイヤされ、すでに同乗しておりました。(一人は、スタート時点から畑作業で腰を痛めていたのが、いよいよ限界を迎えたようで、もう一人は股関節まわりに違和感がもともとあり、お二人とも、無念のリタイアとなりました。)次回リベンジですね。

その結果、僕一人旅となりましたが、お迎えラン(滝川から向かってきている)のメンバーが早く出たとの情報があったので、少しでも頑張ってお迎えランの距離を短くしようという思いで、後半戦ながらも一定の速度をキープしながら走り抜くことができました。(お迎えランの皆さん ありがとう。まだ会ってないけど(笑))

あとは市街地ごとに、美唄焼き鳥を食べたいとか(早朝なのでやってません 残念)、スィーツが食べたいとか(ここも営業時間前 残念)、いつもこの時間帯はやっていないのに、毎回、同じ考えを巡らせてながら通過しております。きっと学習能力がなくなっています。たぶん脳も相当のダメージを受けていることが原因かもしれません!(笑)

奈井江の道の駅でお迎えランのメンバーが待っているということで、そこまでノンストップで走り続けました。結果、早く着きすぎて、お迎えランのメンバーは、待っている間、にわ山の桜を見に、山の追加ランに挑戦中でした。自分が少し頑張りすぎて、かなり早く着いてしまったので、まずは、腹ごしらえということで、サポーターの方とリタイヤされた2名の方と朝食兼昼食を道の駅(初めて食べる触感のそば)で食べ、再び、まだお迎えランの方々が戻られるのに時間がかかるようでしたので、単独でゴールを目指しましました。ここでリタイヤ組とサポーターの方ともお別れです。(感謝)

お迎えランチームの桜(にわ山)相当の上り坂だったようです。(トレイルの練習に最高かもね)こちらも帰りを入れると30㎞超え!(凄いぞ)




砂川の市街地を抜けCOOP(スーパー)まで来ると、冬期間、いつも滝川から砂川間を練習していた折り返し地点です。少しだけホッとします。残り10㎞弱というところでしょうか。でも10kmです。そのときの練習を思い出して走り続けます。※4回目の20㎞は、上半身も使い、全身で走り抜く感じ。

サポータの方がお迎えランのメンバーを乗せてきてくれました。感激(泣)お迎えランのメンバーとの合流後は一緒にゴールを目指します。元気をもらい(吸い取りながら)、もうひと踏ん張りです。でも気温上昇と水分補給がうまくできず失速気味です!

砂川・滝川間を結ぶ空知川に架かる新空知大橋(1km)を抜けると、日本一の直線道路が終わり、あとはゴールの滝川市役所まで、完走の余韻を楽しむ区間となります。でも油断は禁物です。昨年度はI氏がここまで来て、急に足が止まり一歩も動けなくなり、痛恨のリタイヤです。残り僅か2km弱を残してですよ。何が起きるかわかりません。※残り12㎞は気力のみです。

でもなんとか、ゴールさせていただきました。(充実感は半端ない)

一緒に走ったメンバーをはじめ、お迎えラン、そして翌日に練習会があるにも関わらずサポーターまでかってでてくれたメンバーに感謝・感謝です。皆さんの支えがあったからこそ、完走できました。ありがとうございました。翌日の練習会(21km)に参加するメンバーは頑張ってくださいね。その後は帰宅ラン(ほとんど歩きました)。お迎えランのメンバー1名(距離は48㎞近くになるようです)と一緒に途中まで、そうしたら、なんと滝川BEERSのY会長(自転車)に偶然遭遇(僕は最初、サングラスがかっこよすぎて、Y会長を認識できませんでした。)、今年は故障で思うように走れていないようです。でも復活を信じています。最後の最後まで十分楽しめました。ありがとうございました。

なお、この掲載は、掲載者の視点のみでの記述です。ロング走には、参加者それぞれにドラマがあります。そのドラマ・物語があるからこそ、ロング走は、やめられないのかもしれません。でもしばらくは無理です。(笑)

コメント

滝川BEERS さんの投稿…
追伸
帰宅後コンタクトを外したら目が真っ赤、痛がゆい!原因は黄砂。そう言えば空が黄色く霞んでいました。今はだいぶ落ち着いた感じです。皆さんは如何でしたか?